騙されないで!運動したら免疫力上がる?!
こんにちは!
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除され始めました。この自粛期間中に自宅でトレーニングを始められた方も多いのではないでしょうか?今回は、コロナウィルスの第二波が来ても体調を崩さないように『免疫』についてお話ししていきたいと思います。
目次
・免疫とは
・運動をすると免疫力が下がる?
・ウィルス感染の予防策
免疫とは
免疫とは、体内に病原菌や毒素その他の異物が侵入しても、それに対抗して打ち勝つ能力。また、異物と反応する抗体を作って発病をおさえる抵抗力を持つことを意味します。
ヒトの体には、2段階の免疫機能がそなわっています。
1.粘膜免疫
粘膜免疫は、目・鼻・口・腸などの粘膜で働きます。異物が体内に入るのを防ぐ防御作用です。
2.全身免疫
全身免疫は、粘膜免疫を突破して体内へ侵入した異物を免疫細胞が捕らえて、排除する攻撃作用です。
免疫システムを簡単に説明します。免疫細胞には、たくさん種類がありますが、ここでは4つ紹介します。
・T細胞
・B細胞
・NK細胞
・マクロファージ
これらは、白血球の一種です。T細胞が外敵を発見すると周囲の細胞に連絡し、B細胞は抗体を産生、NK細胞は病原体を攻撃、マクロファージは病原体を飲み込みます。このように免疫機能は協力して外敵を排除します。
運動をすると免疫力が下がる?
長期的に見ると運動をすることによって免疫力は向上します。しかし、ハードなトレーニングの後は一時的に免疫力が低下してしまいます。これは、3時間後をピークに24時間かけて徐々に元のレベルへと戻っていきます。
では、なぜ免疫力の低下が起こるかというと「コルチゾールの分泌」「phバランスが酸性に傾く」ということが原因です。この原因によって先程紹介した免疫細胞の合成効率が低下してしまいます。そのため、運動後免疫力が低下した無防備な状態で不特定多数のいる場所は避けることが必要です。また、コンディションの悪い状態(免疫細胞がうまく機能しない)での運動は控えなければなりません。睡眠不足、栄養不足、体温調整によるストレス、心的ストレスのあるときは無理な運動はしてはいけません。
ウィルス感染の予防策
コンディションの悪い状態で運動を行わないということは前提とした上で、ただ免疫力が下がるからハードなトレーニングはやめるという方は少ないと思います。そんな方には、栄養摂取で免疫細胞の活性を高められる手段を紹介します。
1.グルタミン
グルタミンは、体内で1番多いアミノ酸で免疫細胞のエネルギー源となります。最大酸素摂取量の50%の運動を行うとグルタミン血中濃度は、運動後1時間で運動前のレベルを下回ります。その為、サプリメントでの摂取が必要です。
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2.ホスファチジルセリン
ホスファチジルセリンは、リン脂質の成分で特に脳に多く存在し集中力や思考力を維持するために必要な成分です。また、運動後のコルチゾールの上昇を抑制し筋肉痛や疲労感を軽減する効果もあります。大豆に微量含まれますが、おおよそ1日に400mg摂るとよいとされています。
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3.ミネラル
ミネラルは、アルカリ性の成分で体を酸性に傾かせないようにする為に摂取することが望ましいです。またトレーニング中の筋収縮等パフォーマンス向上の為にもマグネシウム、ナトリウム、カリウムなどは摂ることが望ましいです。
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まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます!免疫力の問題については、コロナウィルス終息後もトレーニング効率を上げる為にはマストな知識です。健康で楽しいフィットネスライフを送れるように栄養面でも体に向き合ってみましょう!!
気になること、こんなときどうすればいい?などがあればぜひお問い合わせ下さい!
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